「国民が反対の原発は作れない」と経団連会長が語った

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┏━┳━┳━┳━┳━┳━┳━┳━┳━┳━┳━┳━┓     第31号
2019/1/8

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《目次》
☆3.11から8年 日本の歩むべき道 小泉純一郎講演会 開催します
☆自主避難者の損害賠償に要求額の10分の1以下の賠償(井戸謙一)
☆国民が反対の原発は作れないと経団連会長が語った(三上元)
*リーフレット改訂しました。10部単位でお送りします。
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*原自連関連催し物

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<原自連主催>
3.11から8年 日本の歩むべき道 小泉純一郎講演会
を開催します。

挨拶:中川秀直(原自連副会長・自民党元幹事長)
講演:小泉純一郎(原自連顧問・元内閣総理大臣)
司会:野中ともよ

3月13日(水)18時30分開場/19時開演/21時終了予定
東京都文京シビック大ホール(文京区春日1-16-21)

入場無料:申し込み必要
インターネット https://ssl.form-mailer.jp/fms/3031bd32597300
FAX:03-6432-0304
おひとり1通ずつ、ご氏名、FAX番号明記の上、お申し込みください。
*返信メール、返信FAXが入場券となります。

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自主避難者の損害賠償に要求額の10分の1以下の賠償
井戸謙一(弁護士)

(注)
東京電力福島第1原発事故で福島県から京都市内に自主避難し、東電に損害賠償を求めて京都地裁に提訴した40代の男性が賠償金の仮払いを申し立てた仮処分で、京都地裁(佐藤明裁判長)が東電に対し、5月から月額40万円を1年間支払うよう命じた。東電によると、原発事故の賠償で、裁判所が避難者への仮払いを命じる仮処分決定を出すのは全国初という。
この裁判の代理人の井戸謙一さんは昨年より、原自連の賛同人に加わっていただいております。許可を得てブログより転載いたします

夫婦の損害として、一審京都地裁は3000万円を認めたのに、大阪高裁は1600万円に減額しました。減額の主たる理由は、(1)お父さんがうつ病にかかって少なくとも4年3か月は抑うつ状態が継続したことを認めながら、このうち原発事故と因果関係のある期間を2年半だけに限ったこと、(2)うつ病罹患による就労不能損害のうち4割を本人の責任であるとして減額したことです。

(1)について言えば、あとの2年弱の抑うつ状態は何が原因だったというのでしょう。大阪高裁は何の説明もしていません。ただ一般的にうつ病の治療期間は2年以内が95%だと述べるだけです。一般的な治療期間よりも長くかかれば、因果関係を認めないのですか?

(2)についていえば、本人の責任は、「避難先で差別さ れ、それがいたたまれなくて転居し、自主避難を長期継続したこと」だそうです。これが本人の責任ですか? 東電の責任ではないのですか?

原告夫婦は、一審判決の仮執行によって東電から3000万円の支払を受けていました。大阪高裁は、これが貰いすぎであるとして、原告夫婦に1400万円の返還を命じました。「3000万円」というと大きな金額だと思われるかも知れません。

しかし、原告夫婦と子ども3人の世帯は、福島原発事故後、お父さんがうつ病に罹患し、無収入だったのです。一審判決までの4年半、財産を切り売りし、借金と東電からの仮払金で生活していました。東電から支払を受けた3000万円は、東電に対する仮払金の返還、借金弁済等で消えてしまいました。原告夫婦の手元には残っていません。

その夫婦に1400万円の返還を命じることがいかに過酷なことか。無理な理屈をつけ、原告がいかに過酷な状況に陥っても、東電の賠償額を削る、それが大阪高裁判決であり、それを是認したのが、今回の最高裁判決です。
陳腐ですが、「血も涙もない」という言葉 が浮かびます。こどもたちの健康を守るために放射能から逃げ惑い、病に倒れ、辛酸をなめつくし、それでも司法が正義を実現してくれることを信じた原告夫婦に残された道は、破産だけです。

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国民が反対の原発は作れないと経団連会長が語った
三上 元
中日新聞の見出しに
国民が反対の原発はつくれない、経団連会長 発言と書かれている。
原発メーカー日立の会長でもある中西経団連会長が記者団とのインタビューで、そう発言したとのこと。経団連が原発についての考え方を変えようとしているのだ。小さな記事だがこれはニュースだ。

自民党は、夏の参院選で勝つために、原発やめます、を打ち出すかもしれない!

私ごとですが~今日(1月5日)は74歳の誕生日なんです。
CNN の世論調査では 2年後のアメリカ大統領選挙の民主党候補ナンバー1がバイデン前副大統領76歳、2番目にはサンダース前下院議員77歳とか。
私もまだまだ 頑張ります。感謝、

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【原自連関連催し物】****************************

☆小泉純一郎講演会
1月23日(水)14時
二本松市民会館(二本松市榎戸1-92)
入場無料(整理券が必要です)

☆小泉純一郎講演会
2月16日(土)13時
島根県民会館大ホール(定員1,500名)
入場料:500円

☆中川秀直講演会
3月9日(土)
福井市

☆小泉純一郎講演会
3月10日(日)13時
ANAクラウンプラザホテル(市中央区万代5-11-20)

☆小泉純一郎講演会
3月13日(水)19時
文京シビック大ホール(東京都文京区春日1-16-21)
入場無料(詳細は上記にあります)

会場の収容人数が多いところのみ記載しております。

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日米両政府が原発推進で協力 時代に逆行

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《目次》
☆日米両政府が原発推進で協力 時代に逆行 (三上元)
☆伊方原発運転差止即時抗告棄却 不当決定!
☆原自連関連催し物
☆リーフレット改訂しました。10部単位でお送りします。
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日米両政府が原発推進で協力 時代に逆行
三上 元
11月14日、東京新聞の2面トップ記事の見出しが、「日米両政府原発推進 時代に逆行」である。
さらに原発をクリーンなエネルギーと位置づけ推進することで合意したという。
この記事の締めくくりには、昨年9月一緒にワシントンを訪問した松久保肇・原子力資料情報室事務局長「もはや原子力はコストもリスクも高すぎることは明らかで、支援する意味は全くない」と痛快なコメントがありました。
蛇足だが、私も付け加えたい。
スリーマイル島、チェルノブイリ、フクシマと続いた世界的原発事故、その間に起きた2001年⒐11米国テロを加え、32年間で3回の世界的事故と1回の危機一髪事件により、世界の多くの国は
1、テロの備えをすると 原発の建設コストが2倍以上になること。
2、クリーンエネルギーのコストはどんどん安くなって、原子力よりも火力よりも安くなったこと。
3、原発は海温め装置であり、地球を温めている元凶の1つであること。

故に原発は危険で高くつく。だからクリーンエネルギーを推進しよう。これが解らない日米両政府とは?

第2次大戦直前の日独のように、独善であり、世界情勢が読めない日米のようで悲しい。

小泉純一郎さんは
あの大戦の前、日本は、満州は生命線だ、として世界を相手に戦争した。今の日本政府も、同じように原発にしがみついている。満州を失ったが日本は蘇ったじゃないの、原発ゼロと決めたら、やれるのさ。それが広島、長崎、福島を経験した日本の使命じゃないの!というスピーチをこの2年、私は何回も聞いた。そのとおり。
元総理の細川護熙、小泉純一郎、菅直人の3人は福島事故を反省して、命がけで原発ゼロへの活動をしている。我々も粘り強く活動しましょう。

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伊方原発運転差止即時抗告棄却 不当決定!
脱原発弁護団全国連絡会

2018年11月15日
本日、伊方原発運転差止仮処分申請について、高松高等裁判所第2部(裁判長 神山隆一、裁判官 千賀卓郎、裁判官 横地大輔)は、住民の請求を退ける判断をしました。新規制基準について、地震動についての定めを安易に合理的だと断じ、火山についても規制庁の3月7日「基本的な考え方」を踏まえ解釈し、合理的だとしました。避難計画に関しては、さすがに不十分な点を指摘しながらも、存在しないのと同視しうるようなものとまでは認められないなどとして、電力会社を救済しました。

決定文において、裁判所はその決定のなかで住民側の主張の多くを認めています。にもかかわらず、「社会通念」を持ちだし、差止めを認めないとしました。本来、「社会通念」を持ち出すのであれば、原発の安全には高度の安全性が必要であり、福島事故を二度と起こしてはいけない安全性が求められることこそが、社会通念ではないでしょうか。裁判所は、それを切り下げる論理として、社会通念を持ち出すのは許されません。

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【原自連関連催し物】****************************

☆小泉純一郎講演会
11月28日(水)14時開演(13時開場)
和歌山県白浜町立白浜会館 入場無料 (定員1000人)申し込み不要

会場の収容人数が多いところのみ記載しております。

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都議会も意見書を!東海第二運転延長反対

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《目次》
☆茨城県にある東海第二原発の運転延長に反対する意見書を
都議会でも決めてほしい!                     近江屋信広
☆四万十市で脱原発を目指す首長会議の学習会は満席 三上元
☆気候市民サミットin京都に参加して                       木村結
☆原自連関連催し物

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茨城県にある東海第二原発の運転延長に反対する意見書を
都議会でも決めてほしい!
近江屋 信広

10月11日(木)、柳田・木村・近江屋3人で、都議会会派控室5階にて
先ず、都議会公明党の政務調査会長、橘 正剛都議にお会いしました。

こちらから、(1)公明党は「建設後40年を経た原発の運転を制限する制度を厳格に適用します」との政策を公にしている、(2)茨城県内や都内のいくつかの自治体の議会で公明党主導で反対意見書を決めている、(3)原発への都民の不安を取り除き、身近な自然エネルギー活用政策が有効ではないか、と提言しました。

橘都議から、意見書については言及がなく、「原発は良いか悪いかの単純な図式ではダメだ。柏崎原発を見てきたが原発は文化だ。100年後は激しい異常気象で太陽光も風力も通用しない。高効率火力は良い。我々は水素にも力を入れている。」との趣旨の発言がありました。(「原発は文化」で3人とも目が点に)

次に、都民ファーストの政調副会長の栗下善行都議にお会いしました。

こちらから、前述の(2)と(3)と同様の要請をし、来春の統一地方選では、原発ゼロを掲げ、東海第二を動かさず都民を放射能から守る、学校・病院・保育園など身近な施設で100%自然エネルギーを活用することを目玉政策にしたらどうか、と提言しました。

栗下都議から、政策について大変参考になった。意見書の件を含め政調会長ほか党内によく伝える、との発言がありました。(都民ファは原発ゼロ新党に衣替え、といった気合がほしいな、と感じました)

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気候市民サミットin京都に参加して
木村 結

10月20日に京都龍谷大学で行われた「気候市民サミット」にパネラーとして参加してきました。これは、気候ネットワークhttps://www.kikonet.org の主催によるもので、気候災害に対して市民としてどう取り組み解決策を探っていくかを、自然エネルギー団体、企業、自治体の取り組みを報告し、パリ協定実現のための智恵を絞り出そうとタラノア対話も行われました。

私は原自連の「原発ゼロ法案」の取り組みや、個人でもできるメディアチェックや議員への要請行動などを話しました。

積水ハウスでは、家庭のCO2の排出が多いことに注目し、2009年から脱炭素を掲げ他グリーンファーストを開始、2013年にはゼロエネルギー住宅に進化させ、これまでに約3万5千棟ものゼロエネルギー住宅を建設。これは世界最多とのことです。

岡山県西粟倉村では、自然エネルギー100%を目指してバイオマス発電と小水力発電で村おこしも成功し、人口も子どもの数も増加しているとのことです。

基調報告をされた国立環境研究所の江守正多さんからは最後の全体会で、技術的なことを話し合うセクションも必要ではとの要望も出され、気候変動は待った無しであり、企業任せ、国任せではなく、市民がリードしていかなければならない問題であるという気概が感じられました。

その後の交流会では、元気な女性たちと歓談し、原自連にお誘いしたい女性リストに密かに入れました。産業革命から既に1度上昇してしまった温暖化。これを1.5度未満に抑えることを誓って記念撮影をしました。

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四万十市で脱原発をめざす首長会議の学習会は満席
三上元

10月27日、伊方原発が再稼働した。奇しくもその日に脱原発をめざす首長会議の学習会は開催された。
首長会議の会員である元四万十市長・田中さん達が熱心な集客をしてくれたので、前日の打ち合わせでは100人ほどと報告があったのだが、当日は160人が押し寄せ補助椅子を慌てて用意するという嬉しい悲鳴をあげた。

メイン講師に 環境NGOグリーンピースのショーン・バーニーさんがスコットランドから来てくださり、「伊方原発に大事故が起これば西風に乗り放射能はこの美しい山や川や海に降ってきます」と訴えた。

福島原発事故の後、埼玉県から移住して海苔漁師に転身した黒澤雄一郎さん、42年前に高知県で原発計画が発覚、その反対運動をしたため自民党から除名された80歳の島岡幹夫さん達が、この美しい四万十川の自然を守ろう、と訴える熱気溢れる集会だった。

翌日の高知新聞は、28行幅3段カラー写真付きで報じてくれた

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【原自連関連催し物】****************************

☆小泉純一郎講演会
11月12日(月)18時30分 町田市民ホール@町田

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「原発なんてとんでもない」と川勝平太静岡県知事

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《目次》
☆ドイツ視察報告(2)                                         加藤秀司
☆「原発なんてとんでもない」と川勝平太静岡県知事が発言した。         三上元
☆原自連関連催し物

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ドイツ視察報告 【3】
加藤秀司

9月3日~10日に本年3月以来のドイツ・エネルギー視察に行って参りました。ポイントを絞ってレポ-トいたします。(続き)

(4)     自然エネルギーと環境破壊
日本でもメガソーラー批判がありますが、ドイツの太陽光に関して、農地の設置については鉄道及び高速道路から300メートル以内でないと設置不可。森林は不可。あとは産廃の埋め立て地に限るそうです。

これはドイツ在住22年の日本人で今回も案内してくれた方(本物のエネルギーの専門家の方です)から聞きました。

その方に
「それで自然エネルギー200%とかって実現できるのですか?」と尋ねたら、「屋根の上で十分です」

(5)北海道の地震について
視察中に地震が発生。追ってブラックアウトが起きて、またぞろ日頃の鬱憤を晴らすがごとく「泊原発を再稼働しろぉ~~!!!」の声も聞こえてくる今日この頃ですが(笑)まあ実際運転停止しても電気使って真っ先に冷やし続けないと危険な原発。地震が起きれば運転停止しちゃう原発。北海道で福島同様の事態が起きたら今日も復興の第一歩も踏み出せない原発・・そのことを直視すべきだ、とは思うのですが、それはさておき。

今後北海道の電力をどう賄うべきか?の議論になって、私は「やはり主力の苫東厚真火力以外に、1基大型の天然ガス火力が必要なのでは?」と述べました。

因みに帰国後、来年2月に石狩湾新港火力が発電を開始し、3基全てが稼働すると泊原発に匹敵する出力なのですが・・

現地でこう諭されました。
「短期的にはそれも正しいでしょう。しかし今後30年間で北海道の人口って増えるのですか?」
「いや、3割以上は減少しますね。」

「ということは電力需要も減少しますよね、その状況でそんな大型投資ってあなたならしますか?」
これには絶句しました。確かに北海道電力だって好まないでしょう

「結局今回のブラックアウトは集中型電源の脆さが原因みたいでしょ。となれば分散型の電源の設置に本格的に取り組む機会にしないといけないのでは?」
う~ん・・言葉が出ない。

北海道のみならず、全国的に人口は減少します。
学校や病院や消防署の維持すら不安視されるように、大型の発電所を維持できるのか?は将来に向けた大きな課題です。

危機管理の観点からしても分散型電源は喫緊の課題に思えました。それができていれば、北海道全土のブラックアウトなどあり得ません。
そして、分散型電源とは自然エネルギーの利用に行き着きます。
環境や温暖化以外の重大なポイントだ、と痛感せざるを得ません。

ドイツで進展・・というよりも既にあたりまえの光景である分散型電源・・同じように少子化の進む両国の違いをまざまざと感じさせられました。

来年3月もドイツ視察に参ります。定点観測が必要だと考えています。(了)

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「原発なんてとんでもない」と川勝平太静岡県知事が発言した。
三上 元

10月4日、浜松市北区、天浜線 気賀駅前の市民集会場で、川勝平太県知事の県政報告会があり私も湖西市から天浜線で40分かけて参加した。

入口で数人が出迎える中、最後に居た私を見て、ミスター反原発の三上さんじゃないですか、と現職市長の時と同じ言葉を使ってくれた。

そしてスピーチが終わりに近づいた頃、私に改憲案を出せ と言えば、憲法の第1章が天皇、 第2章 戦争の放棄、ですが、ここに新たに章立てして、美しい日本の国土を守る、を入れたい。美しい日本を汚す原発なんてとんでもない。この席に元湖西市長の三上さんがいらしていますがと。スピーチが終わった時、私はステージに走り寄り、その憲法改正案に賛成です、と伝えた。

私は連想した。川勝平太さんはバリバリの保守派である。保守とは日本の大切な伝統と美しい日本の国土を守る人である。万が一の時、国土を汚す原発を無くそう、という人々が保守である。

保守派のみなさん、万が一の時、原発を抱えて戦争ができますか?アメリカが日本に原発を勧めたのは、原発という核の地雷が日本にあれば、日本は自分から戦争をすることはできなくなるからです。軍人の家系である三上はそう確信しています。

川勝平太県知事が存在する限り、浜岡原子力発電所は動かない。とも思った私でした。

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【原自連関連催し物】***************************

☆小泉純一郎講演会
10月23日(火)17時55分 @京都

☆吉原毅講演会
10月23日(火)16時 @川崎

☆小泉純一郎講演会
10月26日(日)18時30分 ひの煉瓦ホール@日野

☆小泉純一郎講演会
11月12日(月)18時30分 町田市民ホール@町田

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ドイツ:国の政策として自然エネルギーを優先接続する

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《目次》
☆ドイツ視察報告(2)                              加藤秀司
☆「トルコでは 原発を再生エネルギーのごとく宣伝しています」の報告にびっくり!                                                三上元
☆原自連関連催し物

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ドイツ視察報告 【2】
加藤秀司

9月3日~10日に本年3月以来のドイツ・エネルギー視察に行って参りました。ポイントを絞ってレポ-トいたします。(続き)

(3)自然エネルギーと市場原理
こうした動きの裏付け?とも感じたのが・・
日本では自然エネルギーを設置した人に対して固定買い取り制度を運用しています。民主党時代に導入されましたが今では腰折れ状態です。

ドイツでは固定買い取りから、自然エネルギーを設置した家庭や企業が市場に向けて取引する動きに移行しており、販売した金額に一部プレミアムを乗せる形が一般化しています。まさに電力市場が株式市場のように活発に値動きしており例えば、太陽光であれば、日本では固定買い取りなので南向きの屋根に設置する場合がほとんどですが、ドイツは太陽光絶好調の昼間は買い取り価格が下がってしまうために、あえて東向きと西向きの屋根に二面設置する動きが進んでいます。

但し・・今回痛感させられたのが・・
ドイツでは市場原理に合せて、と申しましたが、国の原則として「自然エネルギーを優先接続する」ことが明確に定められています。
また、発電する会社と送配電する会社がこれも明確に分離されており、送配電会社には中立性が求められます。

割を食っているのが、大型の原発や火力を持つ大手電力会社です。大型発電所は定格出力でまさにフルスロットルでしか発電できない(典型が原発)ために自然エネルギーで市場が満たされると押し出されてしまう仕組みになっています。これによって大手電力会社は経営的に疲弊しています。というよりも彼らが独占していた収益が、まさに分散されていっているのでしょう。

日本の政府関係者や官僚の方も、この制度を東日本大震災後つぶさに視察・学習されており、震災後、自然エネルギーの買い取り制度は拡大されました。また上記の発電・送電の分離や市場取引(VPP)も2021年から導入することが決定はしています。

しかしこの優先接続という点については目にしたこともありません。あと、送電会社を分離して設立はされるのでしょうが、その中立性には??マークがつきます。結局は送電網に関しても「主催者発表満員御礼」な状況が続くことが大いに懸念されます。

本当に安倍政権の言う「自然エネルギーを基幹電源にする」のであれば、これは必要不可欠だと思うのですが。ナンチャッテドイツにならないことを祈りたいです・・否、無理か。

(4)     自然エネルギーと環境破壊
日本でもメガソーラー批判がありますが、ドイツの太陽光に関して、農地の設置については鉄道及び高速道路から300メートル以内でないと設置不可。森林は不可。あとは産廃の埋め立て地に限るそうです。

これはドイツ在住22年の日本人で今回も案内してくれた方(本物のエネルギーの専門家の方です)から聞きました。

その方に「それで自然エネルギー200%とかって実現できるのですか?」と尋ねたら、「屋根の上で十分です」(続く)

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「トルコでは 原発を再生エネルギーのごとく宣伝しています」
  の報告にびっくり!
三上 元

9月25日夜、原子力資料情報室主催のトルコからの報告会に参加した。
日本に留学経験のある女性プナール・デミルジャンさんが日本語でスピーチした。

2016年にトルコは軍事政権になり2018年には議会が廃止されました。
日本の三菱重工とフランスのアレバ社が作ろうとしているシノップ原発はMox燃料です。だから再処理して何回も使えるので再生エネルギーとも言える。と政府は宣伝しています。

この報告には 正直 びっくりした。住民が声を上げることができる民主主義が定着している国では、もはや 新しい原発を作ることは住民が許さない。だからこれから、原子力ムラ・原発マフィアが狙う原発の新設は独裁者の存在する国だ。

さらにプナール・デミルジャンさんは
ロシアが進めるアックユ原発の発電コストは12.35セント(1kw/h)。日本が進めるシノップ原発のコストは10.35セント。今主力の火力発電コスト4セントと比べて3倍の値段なのに、導入する理由がわからない、と言うのです。

私は、独裁者は原子力爆弾・核兵器を持ちたがる、とプナール・デミルジャンに伝えた。
原子力ムラ・原発マフィアが狙う国、それは、住民が声を上げることがない国と軍事政権のような国しか残っていない。既にベトナムのように共産党独裁の国でも原発をやめている。まさに原発陣営の断末魔のあがきがトルコにも見えた。

原発陣営の断末魔のあがきが、まだまだ続く。軍事政権下で 原発阻止の運動をするプナール・デミルジャンさん、粘り強くくじけず活動を続けてください。日本で原発阻止ができないはずがない
私たちも頑張りましょう。来年の参院選こそは。

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【原自連関連催し物】****************************

☆小泉純一郎講演会
10月12日(金)18時 埼玉会館大ホール@浦和

☆小泉純一郎講演会
10月26日(日)18時30分 ひの煉瓦ホール@日野

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ドイツ:原発の停止に関して、政党間の争いはなくなりました。

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《目次》
☆ドイツ視察報告(1)                              加藤秀司
☆小泉さんと対談 ――小泉さんの発言を整理すると――     三上元
☆原自連関連催し物

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ドイツ視察報告 【1】

9月3日~10日に本年3月以来のドイツ・エネルギー視察に行って参りました。ポイントを絞ってレポ-トいたします。

(1)     原発の停止時期が延期?
ご存じのとおりドイツでは2022年の原発廃止が決定しています。現在稼働している原発は7基ですが、この春停止の時期を延期するのではないか?という報道がありました。その真偽をヘッセン州の経済振興公社でのヒアリングで確認をしたところ

「南部のバイエルン州(7基中の2基が稼働中)等は、原発廃止に強い抵抗を示しているのは事実。しかし原発停止の時期が変わることはない」と明言。この点は他の場所でも同じ回答でした。
「原発の停止に関して、政党間の争いはなくなりました。全ては2011年の福島原発事故が起点です」

因みにドイツの原発の廃炉予算は当初は、1基200億円のオーダーだったらしいですが、その後1500億円に見積変更されました。しかし既に進行中の廃炉費は周辺の配管や建屋から放射性物質を除去したレベルで1000億円を超えており、肝心の炉内はこれから。あと500億円では到底済まないだろう、とのこと。作業期間も既に20年を超えています。更に因みに日本の原発の廃炉見積費用は1基150億円です。

(2)     自然エネルギーで200%?
ドイツでは2050年で80%~95%のCO2削減が国として決定されています。そして自然エネルギーの占める電力の割合が、今年1月~6月で初めて40%を超えました。

これは自然エネルギー推進派の中で合意されている目標として、今電力で賄われている分野以外の、熱や交通に必要とされるエネルギーまでを自然エネルギーで賄おうとする「セクターカップリング」というものがあります。

簡単に言いますと、
熱=お湯や温水ヒーターのための熱を、太陽光等で余った電力で電気分解して取り出した水素をガス利用するもの。これをパワートゥガス、と言います。
交通=太陽光等の電力を燃料とした電気自動車と、太陽光や風力の電力で同じく水を電気分解して取り出した水素を液化燃料化して飛行機の燃料にするもの。これをパワートゥリキッドと言います。2050年の実用化に向けて動き出しています。

また、これは現地で聞いた推察ですが、サウジアラビアの砂漠地帯で同国とソフトバンクが超巨大メガソーラー=200GW=面積にして50km×50km!に取り組みますが、この目的も単に発電だけではなく何らかの燃料を創り出すためではないか?とのこと。化石燃料マンセーの国が凄まじき変化だ。

こういったこれまで電力では賄ってこなかった部分をも自然エネルギーで賄おうとすると、自然エネルギーで200%分のエネルギー量が必要となり、今の約5倍!となるとより自然エネルギーの供給を加速しなければならない、とのことです。

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小泉さんと対談しました
――小泉さんの発言を整理すると――
三上元
8月30日、共同通信社と雑誌「ザフナイ」のインタビュー2件を小泉純一郎さんと一緒に受けた。

そこで、今までの小泉純一郎さんの発言を改めて列挙してみました

1)      自民党総裁選のテーマに原発が上っていないのはおかしい。国民にとっての争点だから、石破さんが、原発について、はっきり述べるべきである。
2)      河野太郎さんは、福島事故の前から、原発反対を発言していたのだから、閣僚になっても、持論を堂々と述べるべきである。
3)      経済産業省が未だに東京電力の虜になっているのは、全く理解できない。
4)      エネルギー基本計画で、原発をベースロード電源としたままなのは、呆てモノが言えない。福島事故の反省を全くしていない。
5)      最終処分場が日本で見つかるとは思えない。地下400メートルに2キロ四方の岩盤が見つかるわけがない。どこで地震があるか解らないこの日本で。
6)      日本の核廃棄物を外国が引き受けてくれるとも思えない。日本のどこかの市町村が引き受けてくれるのかも、疑問である。そんなまま、どんどん核廃棄物を増やす神経がわからない。
7)      もんじゅ、六ヶ所村の核燃料サイクルは破綻したことを早く認めるべきである。
8)      原発の3つのウソ、安全ではない、環境に優しい、安い、を未だに言い続けている経済産業省に「もういいかげんにしろ」と言いたい
9)      今直ぐ原発をやめても電力不足は起きないことを、日本はこの7年で実証した。
10)     日本が原発をやめると言ったら、アメリカが文句を言う、そんなことはない。
11)     日本が核武装する必要性はない。
12)     国防上からも、原発は無くさなければならない。テロ対策としても
原発を狙われたら日本はおしまいだ。

以上、共同通信社の配信を、東京新聞はいち早く、8月31日の朝1面に載せてくれました。

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【原自連関連催し物】****************************

☆小泉純一郎講演会
10月6日(土)13時45分 滋賀県文化産業交流会館@米原
米原駅徒歩5分
問合わせ先0749-28-2745(TEL&FAX)

☆小泉純一郎講演会
10月12日(金)18時 埼玉会館大ホール@浦和

☆小泉純一郎講演会
10月26日(日)18時30分 ひの煉瓦ホール@日野

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東海第二原発の運転延長を止め 廃炉決定を求める

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《目次》
☆ NUMO・原子力発電環境整備機構の説明会に参加(三上元)
☆「東海第二原発の運転延長を止め廃炉決定を求める要請書」を届けました(木村結)
☆ くじらと原発をつなぐ“不条理”(小宮武夫)
☆「ノー・モア ヒバクシャ」72年目のナガサキ・デー(コリン・コバヤシ)
☆ 原自連関連催し物

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NUMO・原子力発電環境整備機構の説明会に参加
三上 元

7月7日、午後3時間の説明会に参加した。
現在、全国的に開催されている、使用済燃料の最終保管施設の説明会である。

1、使用済燃料を再処理してガラス固化体にする。フィンランドはそのまま保管するので、日本方式では体積がその4分の1になる。

2、高い温度、高い線量ではあるが、爆発はしない。だから原子力発電所よりは危険が少ない。そこで、新たな原発を受け入れるよりは最終処分場の方が受け入れ易いと思う。

3、ガラス固化体は、既に2482本ある。未処理の使用済燃料が~25000本相当ある。原発のさらなる稼働で合計4万本を推定している。

4、300メートルから400メートルの地下で、岩盤がある所に作りたい。そのような場所は日本にもある、と考えている。フィンランドのように。

5、地上には、加工するハイテク工場の様な施設を作る。建物は1平方キロメートル、30メートル四方からその2倍までの大きさを考えている。

6、地下施設は、10平方キロメートルぐらい。フィンランドの2倍以上のもの。

7、地下施設に向かうトンネルの長さは200キロメートルのカーブする下り坂。

私はそこで、質問した。
Q:そのような施設を何ヶ所作るのですか?
A:はい、1ヶ所で十分だと考えています。

Q:フィンランドには4つの原発があり、最終処分場を2ヶ所作る予定と聞きますが?
A:ガラス固化体にして体積が4分の1になり、処分場の大きさはフィンランドの2倍以上なので、日本では1ヶ所で十分だと思います。

Q:建設コストは?
A:3兆円ぐらいかと。

Q:再処理してガラス固化体にするには、六ヶ所村の再処理工場が稼働しないと困るのですね?
A:3年遅れていますが、稼働できると考えています。

Q:外国に作ることはダメですか?
A:自国で処分場を作ることを世界に約束していますので。

そんなやりとりだったが、日本にはそのような岩盤があるのか、原発の受け入れよりは最終処分場の方がいいとしても受け入れ先があるのか、六ヶ所村の工場が稼働するのか、1ヶ所で十分なのか、私、三上元は考えがまとまらない。

ひとつはっきりしていることは、原発反対派の私だが、最終処分場は作らなければならない。各地の原発がバラバラに、使用済燃料を保管している実状は、変えねばならない。テロリストがドローンを使うかもしれない。
でも、参加して良かった。

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「東海第二原発の運転延長を止め廃炉決定を求める要請書」を届けました。
木村 結

「東海第二原発の運転延長を止め廃炉を求める要請書」を7月13日、茨城県事務所、経産省、東電、規制庁に届け、日本原電、東海村には郵送しました。
日本原電は、どのようなものでも直接受け取らないと頑なに訪問を拒否。原子力規制委員会はみなさまのご参考に顛末を記します。

面会を予約していた広報室の三善真秀氏が受付に降りて来たが、「要請書は通常、路上で受け取る」と発言。この非常識な言葉に近江屋さんも木村もびっくり。「意見を異にする国民の声も同様に聞くのが公務員の仕事」と主張しました。

三善氏が上司と相談に行っている間、警備員は私たちを邪魔者のように壁際に張り付いているように何度も指示。各社報道によると6フロアーで月4300万円もの賃料を払っている豪華なビルですが、警備員の態度に品がありません。

三善氏が2回相談に行ってようやくワイシャツ姿の男性が二人降りてきました。ひとりはまくっているワイシャツを更にまくり上げ、筋肉粒々の二の腕をひけらかして威嚇。かなりガタイが良く、格闘技で鳴らした感じ。もう一人は背の高いブルーシャツ。

「中に入れて説明を聞きなさい。子どもの使いじゃないんだから、ただ要請書を手渡すだけのために来たのではない」「この前には経産省にも行って来たが、応接室に通され秘書官が対応して冷たいお茶も出してくれた。あなたたちは、賃料の高いビルで快適に仕事しているのも国民の税金なのを忘れてはいけない」などなど。

私たちの度重なる説得に、ようやくブルーシャツが「いいじゃない」とロビーに入ることを承諾。名前も明らかにしないので「名刺交換をさせてください」と主張すると、筋肉マンはエレベーターで取りに上がるが、ブルーシャツは名刺がないと出さない。ロビーで要請書の説明を聞くことに何故抵抗するのか?「要請書は路上で受け取る」ことが当たり前のように言う規制庁。時間が掛かっても国民として扱うよう粘ることが大切だと知った暑い一日でした。

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くじらと原発をつなぐ“不条理” ――ある絵本の読み替えから見えるもの
小宮 武夫

孫にどうかと思うより、その題とシンプルな絵にひかれて絵本を衝動買いしてしまった。(五味太郎著 岩崎書店刊「くじらだ!」)

話は渡り鳥が湖の上で「くじらだあ」と叫ぶことから始まる。くじらなど見たこともない山の村人はやがて大騒ぎとなり、湖に殺到する。「それ、くじらをつかまえろ!」みんな交替で見張ったがだんだんあきてきた。「もうやめた。くじらなんているものか」みんな怒って引き上げて行った。一人の少女が渡り鳥に云う。「あんた、うそついたんでしょ」「うそなものか!」。そこで少女は鳥につかまって空へ舞い上がる。

「ほんと!ほんとだ。」上空からは湖がくじらの形をしていきいきと泳いでいるのが見えた。

山にくじらがいるという不条理(ありえないこと)は絵本としては面白い着想だが、鯨を原発と読み替えると面白いでは済まなくなる。村人が鯨(原発)を見たこともないのに利益を当て込んで殺到し、鯨が見つからないと興醒めして四散していく。しかし鯨(原発)は実は湖と同じように、村人に気づかれぬように不気味にすぐ傍に潜んでいるのだ。こう読者が気づくと、この絵本は原発告発の書へと豹変してくる。

そして画中の釣竿をかついで湖に馳せる村人の小さなカットから、ふと思い出すのは昔読んだ空覚えのこんな小話だ。ある精神病院で患者がバケツに釣竿をたらして一日中坐っている。医者がたまりかねて「どうだい、鯨でも釣れそうかい」と聞くと患者は答える。「釣れないくらい解っているよ。でもこうして釣竿をたらすことで命を継ないでいるんだ」

ここでも鯨を原発に読み換えると事はもっと深刻になる。医者と患者とどちらが本当の狂人なのだろう。医者ははなからバケツの中で鯨を釣る行動を抹殺しようとする。しかし、患者はバケツの鯨釣りをおかしいと知りつつその不条理に耐えて坐っている。それは原発の不条理に反抗してあきらめずに活動を続けている私たちの姿に通じるものを感じる。

更には、「くじらだあ!」と叫び続ける鳥をあきらめずに追求してついに上空から“くじら”と云う“不条理”を見つけた少女らしい衝撃とそれを乗り越えるかすかな希望すら私には読みとれるのだ。

逆に医者や村人こそ“くじら”を敢えて見まいとし“不条理“を感じることさえ拒否して心も体も荒廃した狂人かもしれない。

今、四谷の原自連会議室に「フクシマの鯨」という絵を架けさせてもらっている。瀕死の鯨が原発サイトに打ち上げられ人も魚も悲しんでいる絵だ。原発の不条理と闘う私たちがどうこの“くじら“と対峙するか、一度この絵を見に来ていただけえると”くじら“も成仏するのではないだろうか。

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「ノー・モア ヒバクシャ」72年目のナガサキ・デー
<ジャーナリスト:仏国在住 コリン・コバヤシ>

《昨年パリで行われた集会の発言:上空には落とされた原爆と同じ大きさの模型が浮かび、地上には核保有国の国旗が広げられた。
写真はhttp://echoechanges-echoechanges.blogspot.fr/2017/08/le-jour-de-nagasaki-place-de-republique.htm

「ナガサキの日」は、しばしばヒロシマの陰に隠れて忘れられがちですが、全ての現在の原爆の元であるプルトニウム原爆なのですから、決して忘れてはならないでしょう。残酷さはヒロシマと変わらず、長崎の人々は、前市長、本島さんが語ったように人類を滅ぼす悪魔の兵器であると納得したのです。

ドミニク・ララーンが、先ほど、原爆禁止条約がどのような背景で、国連において可決されたのか皆さんにうまく説明してくれました。私は、安全保障理事会の5か国と他の核兵器所有国が、この条約に参加しなかったこと、とりわけ、理事国ではないにしても、唯一の被爆国として悲劇を体験した日本が、この条約に参加しなかったことに憤慨しています。これは、まったく恥です。

8月6日、ヒロシマの祈念式典で、私たちの国の首相、安倍晋三氏は、この核兵器禁止条約に触れませんでした。そのことは被爆者団体の怒りと失望を買ったのです。日本は米国の核の傘の恩恵に預かっているので、米国とは反対の立場を取ろうとはしませんでした。今朝、長崎で、市長の田上さんは日本国の禁止条約への参加を要求しましたが、安倍首相は、またもそのことに触れませんでした。

今日は、私を惹きつけてやまない長崎の二人の人物についてお話ししたいと思います。

一人は、小説家の林京子さんで、今年(2017年)2月19日に八十六歳で亡くなられました。彼女にここで尊敬の念を捧げたいと思います。というのも、彼女は、原爆文学の中で、最も力強い表現者の一人だったからです。爆心地から遠くないところで、原爆にあったものの、建物の下敷きになりながら奇跡的に助かり、またそのおかげで放射線や熱線をさけることができました。その瓦礫から這い出し、学校の友達や母を探しに出かけたのです。むろん、その途中で被爆したことは明らかです。このたった十四歳の少女が、焦げつき、焼かれ、潰された人間の遺体が累々とした極限的な残酷さを見たことを想像して見てください。

長い沈黙を破り、彼女が体験したことを小説として綴る勇気と力を得るには、30年が必要だったのです。42才で、最初の小説、「祭りの場」を刊行し、その本は、1975年、群像新人賞、芥川賞と続けて受賞しました。その後、長崎の原爆のことから決別せずに20数点の小説を書き上げました。残念ながら、今日までフランス語ではどの作品も翻訳されておりません。いつか、フランスの人々がそれらに触れる機会が来ることを祈りたいと思います。

二人目の人物は、長崎からフランスを最初で最後に訪れた被爆者、廣瀬方人さんについてお話しします。9年前、彼は被爆二世の太田千賀子さんに伴われて、パリに来ました。私は、彼らについて、講演のために飛幡祐規さんと同行する幸福を得ました。4日間、この「長崎証言の会」の重要なアクターは、6回の講演を、パリ大学、高校、小学校で行いました。フランスに来ることは、彼にとって少年時代の夢でした。その時、私は、彼がフランスの若人や子供達に長崎について話したことで自分の責務を果たしたような面持ちになったように感じられました。

彼は爆心地から5キロのところで被爆し、学校の室内にいたため、爆発の熱線を避けることができました。彼もまた地獄絵を見たのです。大人になって、英語の教師になりました。英語を学びたかったのです。というのも、米国が、民主主義を標榜するのにも拘らず、なぜ原爆を落とせたのか理解できなかったからです。この矛盾を理解するために米国に行きたかったのです。福島の惨事の後、彼は福島の住民を支援するための連絡網を作りました。そして、自らの死が訪れるまで、証言者であることを止めようとはしませんでした。不幸にもその死が一年半ほど前にやって来ました。彼の見事な存在と証言は、私の記憶の中にとどまり続けることでしょう。

私たち、彼らをひき継ぐ世代にとって、私たちの責務は、地上に、15000発の原爆がいまだ存在し続ける限り、核兵器廃絶に向けて、彼らの証言を休むことなく伝承してゆくことではないでしょうか。

広島、長崎の原爆犠牲者総数21万人のうち、4万人ほどが朝鮮人で、その多くが強制連行された人たちも含むことを忘れてはならなりません。また中国人も数十人の単位でおり、長崎では32人が犠牲となったのです。

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【原自連関連催し物】****************************

☆「原自連会長・吉原毅さんのお話を聞く会」
8月26日(日)14時 街中(まちなか)でつくるエネルギー@仙台

☆「原発ゼロ三つの道シンポジウム」
8月26日(日)14時 さようなら原発1000万人アクションin岡山実行委員会
原自連からは三上元が出席します。

☆小泉純一郎講演会
9月12日(水)14時 きゅりあん@品川

☆小泉純一郎講演会
9月26日(水)14時 横浜情報文化センター@関内

☆小泉純一郎講演会
10月6日(土)13時45分 滋賀県文化産業交流会館@米原

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原発ゼロ・自然エネルギー推進連盟

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