島根原発2号機の再稼動に関して議会に陳情しました

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┏━┳━┳━┳━┳━┳━┳━┳━┳━┳━┳━┳━┓     第73号 2021/11/28
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前号72号でご報告した国交省住宅局局長と面談し説明した住宅太陽光発電の設置に対して住宅ローン減税の優遇措置及び「創エネポイント(仮称)」制度創設を求める要望書を、東京都にも報告方々説明に伺いました。環境局地球環境エネルギー部環境都市づくり課長古館将成さんと地球環境エネルギー部計画課長の池上洋平さんと面談し、新規住宅の屋根に太陽光パネルの設置の義務化を宣言した東京都の進捗状況などを伺い、原自連のプランや要望をお伝えしました。

また、先日の幹事会では、島根原発2号機の再稼動をめぐって、議会に陳情を出して欲しいとの要請が出されました。地元のメンバーと連絡を取ったところ、規制委員会の審査が途中にもかかわらず、地元松江市議会に商工会などから再稼働への合意要請が多数出されているとの報告があり、急遽松江市議会の陳情締め切りに間に合うよう陳情書を提出しました。
みなさまも地元や周辺の原発を再稼動させぬよう、議会や首長に陳情書や要望書を送りましょう。一つ一つの原発を止めていく、動かさない行動が必要です。

コロナ自粛で2年間行えなかった講演会などを徐々に開催してまいります。
12月6日に中川秀直さんの講演会がございます。最後にご案内していますのでごらんください。

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陳情書
2021年11月23日
松江市議会議長
立脇 通也 殿

原発ゼロ・自然エネルギー推進連盟
会 長 吉原 毅
顧 問 小泉 純一郎
顧 問 細川 護煕
副会長 中川 秀直
幹事長 河合 弘之
事務局次長 木村 結

事故が起きた場合、日本の広範囲に放射能汚染を引き起こす島根原発2号機の再稼動に同意しないでください。

<要旨>
松江市は風光明媚な佇まいを残した城下町であり、茶の湯に親しむ人口も多い観光地ですが、同時に日本で唯一原発の30キロ圏内に立地する県庁所在地であることでも知られています。

福島原発事故から10年、日本でも太陽光や風力発電は、燃料費がタダであること、環境を汚染しないこと、脱炭素の救世主であることから飛躍的に増加しています。しかしながら中国電力は自然エネルギー推進に努めることなく既存の島根原発を動かそうとしています。貴重な歴史、文化、風土を兼ね備えた由緒ある松江市は今こそ立ち止まって住民の安全な生活、子どもたちの未来のために再稼働をさせないよう陳情します。

<陳情理由>
住民不安:避難計画を策定し、事故の際の住民への周知を行い、避難経路を確保するなどは当該の市区町村に任せられているのに、住民説明会などで行政側は前面に立たず、中国電力の担当者が一般的な事例を説明するだけという状況に住民は不安を覚えています。兵庫県丹波篠山市が作成した「原発災害にたくましく備えよう」を見ると、住民を守る立場で避難計画を策定していますが、その中で事故の際にはヨード剤を服用しなければならなくなることを住民に周知し、幼児用に液体のものまで準備しています。また福島原発事故を見ても避難は一時的ではなく、帰宅ができなくなり、住民は家屋や故郷を喪失することもあるのです。松江市としても、避難計画を策定することにより、一旦事故が起きれば、こうした深刻な事態に陥る可能性があるのに、本当に原発を稼働して良いのか否かを住民に真剣に問うなど、原発災害への正しい認識を喚起することが重要です。
https://www.city.tambasasayama.lg.jp/soshikikarasagasu/shiminanzenka/kurashi_tetsuzuki/1/1248.html

経済対策:「原発を動かすことは経済対策」と原発推進派は主張していますが、それは事実ではありません。現に世界最大の発電量を抱える柏崎刈羽原発の地元の新潟日報が地域の事業主などにリサーチをした結果、経済貢献はないどころかマイナスであったという事実をシリーズで報じています。(「崩れた原発経済神話」)経済を考えるなら、3基の原発の即時廃炉及び自然エネルギーへの投資拡大こそ、松江市の経済発展の道です。

また、2003年に日本の研究者が発明したソーラーシェリング(営農型発電)は休耕地だけでなく、あらゆる作物の上部約3メートルに太陽光パネルを設置するもので、農作物の収量も増え、多額の売電収入も見込めるため、地域活性化の切り札として期待されており、現在全国数千か所に設置されています。松江市はこうした新たな自然エネルギービジネス推進の先導役になることをお勧めします。

地元合意:原子力規制庁の新規制基準の審査には、
(1)設置変許可  
(2)設計及び工事計画認可  
(3)保安規定変更認可の3段階がありますが、島根原発2号機は1段階しか終わっていません。
にもかかわらず、中国電力はしゃむに先を急いでいるようです。原子力規制委員会による充分な審査が行われないまま、地元の同意を急ぐことは許されません。審査経過を住民にしっかり開示し、
十二分に説明と質疑の時間を確保、住民が主体的に考えて議論を尽くし、松江市と日本にとって明るい未来につながる正しい決定を下すことを要望します。
以上

(連絡先)
原発ゼロ・自然エネルギー推進連盟
住所:東京都新宿区四谷本塩町4-15 新井ビル3階
電話:03-6883-3498
携帯:090-6183-3061
FAX:03-6709-8712
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☆中川秀直(原自連副会長・元自民党幹事長)特別講演
「どこへ行く?日本と人類」

12月6日(月)17時から18時30分
城南信用金庫本店講堂(JR五反田駅から徒歩7分)

申し込みは、03-3525-4105へご連絡ください。
下村満子の生き方塾、城南信用金庫、原自連共催

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