福一を見てー湯川れい子

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2019/08/28

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☆☆短編映画『動かぬ証拠と原発事故』が完成しました☆☆
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44号に続き、福島第一原発を視察した湯川れい子さんからも感想が届きましたのでお送りいたします。

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「福一を見せて頂いて」
湯川 れい子

今回、下村満子さんの「生き方塾」で、このような貴重な経験をさせて頂いたことに、まず何よりも感謝します。

今更言っても、何の役にも立ちませんが、私は戦争を経験した世代です。昭和29年、1954年の高校生の時から、独立プロの新人女優として、評論家の岩崎 昶さんや映画監督の今井正さんといった人たちと、反戦運動をしてきた関係で、日本で最初に原子力平和利用という名目で、最初の原発がアメリカから運び込まれて来た時。ウラン、核燃料の使用と、それによって簡単に日本でも原子爆弾が製造可能になることに、強い危機感を感じていました。

でも、具体的に私が原発反対の意思表示や、活動を行えるようになったのは、ずっと後の90年代に入って、自分の子供の喘息を機に、環境運動を積極的に始めてからです。

それで90年代には水の浄化などの環境運動をしているということで、環境庁(当時)の中央環境審議会に在籍。そして1996年頃から、ウランの再生、使用済み核燃料の廃棄の問題などが検討されるようになった通産省主体の審議会に呼ばれて、「核の平和利用」の部会に席を置くようになりました。

審議会の構成メンバーの中には、当時、日本動燃、日立、三菱、東大や京大の原子力研究の先生たちが席を占めていて、フリーの立場はもちろんのこと、私のように、基本的に原発に不安を抱えている市民の姿などはまったく無く、すぐに市井の物理学者として意見を表明しておられた原子力資料情報室の高木仁三郎先生にお願いして、審議会のオブザーバーとして、私と一緒に審議会にご出席頂く方を回して頂いたり、原子力、特に原子力発電について勉強するようになったのです。

そんな中で、1999年の東海村でのJCO臨界事故が起きたときに、審議会に在籍していました。日本学術会議から「4本のプレートが入り込んでいる日本列島には、使用済み核燃料を捨てる場所も方法もない」と言う回答が寄せられているにもかかわらず、閣議決定事項として、どんどん原発が増え続け、もんじゅが稼働を目指し、本来危険そのものを回避できにくい状況の中で、原子力安全委員会が設置されていくなどという事を、目の前で見てきました。

そのような経験の上での福島原発事故でしたから、まず最もやり切れなかったのは、今も帰宅困難な広大な荒地に設置された除染土壌の中間保存地の現状でした。これだけの貴重な大地、国土を、一体、誰が、どう贖ってくれるのだという怒りです。

これは、フィリピンで戦死した長兄を、ルソン島の山の中の村まで遺骨を探しに行った時、「こんな山あいの小さな村を、死守せよ!と命じた者は誰だったのか?

名もないような連隊長に、そんな無責任で無惨な命令を下した者は誰だったのか」という、煮え繰り返るような怒りと悲しみと、まったく同じような感情だったのです。何回か中間貯蔵施設の土嚢置き場を見て、涙が滲みました。ここに、二度と戻ることが出来なくなった住民の方達の思いには、どれほどのものがあることでしょう。

この荒れ果てた福島の大地と、避難の途中で亡くなった多くのお年寄りたちの命。そして、東電は廃炉を30年から40年と言っていますが、事故を起こした原発、チェルノブイリは、30年経って100年持つというドームで石棺を覆いましたし、スリーマイル原発は、40年経った今も1トンのデブリも取り出せずに冷却を続けており、福島原発も100年経っても廃炉は不可能と言われています。東電には既に22兆円税金が投入されており、日経のシンクタンクの試算では70兆円以上かかるとされています。それに対して、一体、誰が、現在、どう責任を負っているのか?責任を取る人の姿も、取れる人間の姿も、未だ私たちの目には見えません。まさにこれは、第二次世界大戦の時の日本と同じなのです。

2019年8月26日。東京電力ホールディングスは、柏崎刈羽原発の「廃炉について初めて言及した」とNHKのニュースは伝えました。が、よく聞いてみれば、「これから6号機、7号機が稼働をした上で、5年経った段階で、段階的に1号機から5号機の廃炉のプロセスを考えて行く」という表明に過ぎませんでした。

つまり、「廃炉にするまで自分たちが生き残っていくためには、もう一度原発を稼働させなければならない」という表明な訳です。
現在稼働しているのは、川内原発含め9機あります。避難計画がちゃんと出来ていないのはその全てであり、柏崎刈羽原発で万が一事故が起きた場合に、住民がすみやかに避難できる経路もありません。道路も決して納得できるもので無いことは、住民の方の口からも聞いています。

今回福島を見せて頂いて、最もはっきりと明瞭に解ったことは、この小さな日本のどこかで、もう一度、想定外であれ何であれ、原発事故が起きてしまったら、日本人は逃げて行くところも、住むところも、作物を作るとところも無くなる、ということでした。

現在、若狭湾には、普賢、もんじゅの他に、敦賀原発2機(1機廃炉決定)、美浜原発3機(2機廃炉決定)、大飯原発4機(2機廃炉決定)、高浜原発4機と13機ありますが、既に関西電力などは、再稼働しなければ廃炉費用を稼げないと、どんどん再稼働を進めています。

日本国民のひとりひとりが、よほど覚悟を決めてものを言っていかない限り、福島の悲劇は、またいつあなたの足元で起きるか解らないのです。

福島を知ってしまった以上、今すぐに全ての原発を止める、廃炉にしていくという以外に、私たち大人が次世代の子供達に果たせる責任は無いのではないでしょうか?

とても綺麗に片付いて来た福一の構内で、今も人間が入れずに、クレーン車やロボットだけが動いているという静かな風景を目の当たりにしながら、一日も早い発電と送電のシステムと組織の切り離し。たとえ小さくても、安全なエネルギーの地産地消へ、責任ある国としての取り組みを果たしていくべきです。

未だにぐずぐずと動けずにいる与党、野党、総ての政治家たちの責任ある行動に対して、国民がもっと怒りを持って声を上げていく必要性を、改めて強く感じた見学会となりました。

すでに私の発言の場は、特にここ最近では随分と限られてしまっていますけれども、これからも命ある限り、あらゆる機会を使って、世の中に発信して行こうと決意しています。

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福島第一原発と中間貯蔵施設の現状

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福島第一原発と中間貯蔵施設の現状視察
吉原 毅

下村満子先生が、東日本大震災と原発事故を踏まえて、日本再生を担う有為な若者を育てるために、2011年4月に立ち上げた「生き方塾」では、毎年、多数の塾生を集めて合宿研修を行っています。

今年は、廃炉作業のために苦闘を続けている福島第1原発と、福島県の膨大な除染廃棄物を集積する中間貯蔵施設を視察訪問するために私も仲間に入れていただき金曜日と土曜の二泊、ジェイ・ビレッジに合宿して参りました。原自連からは、パスポート社長の濱田社長(「生き方塾」副塾頭)、湯川れい子先生、佐藤弥右衛門さんも参加されました。

土曜日は、まず中間貯蔵施設を訪問。中間貯蔵工事情報センターは、JESCOが運営説明を行っており、画像や展示制作物を用いて、詳しく説明して下さいました。
福島第1原発を囲む大熊町と、双葉町、楢葉町にわたり、広さが東京ドームの340倍の16平方キロメートル。ここに、除染した放射能汚染土壌や1キログラム当たり10万ベクレルを超える放射性セシウム濃度の焼却灰などを30年間貯蔵します。

現地に行ってみると、膨大な土地にフレコンパックから出された土壌を埋め、ロードローラなどで固めていく作業が行われておりました。ホコリがあがらないように水をかけながらの作業と言う説明がありましたが、現場を見ると土ほこりが舞う中で作業が続けられており、マスクをして作業している方々の健康障害が気になります。また土壌を処理する下には30年はもつという五重のシートが敷かれており、雨水などが放射性物質を環境に出ることが無いようモニタリングしているとのことでしたが、果たして大丈夫なのかという懸念は消せません。

もっとも大きな疑問は、これらの膨大な土壌を、30年後になって、再度掘り出し運搬して県外の最終処分場に持ち出す、という説明は、とても信じられないことであり、住民を納得させるためのフィクションとしか思えなかったことです。

もう一つは、パンフレットや展示にこっそりと記載されていることですが、1キログラムあたり8千ベクレル以下の汚染土壌は、再生資材として利用すると、さも当たり前のように書いていることです。8千ベクレルという十分に汚染された放射性物質が、再生資材として「全国の公園や住宅の地面の下に使われる」ことを環境庁が、特別措置法を制定して、実行しようとしているのです。全国に放射性物質をばらまく環境庁とは何だ?誠に恐ろしいことです。

その後、福島第一原発に向かい、厳重な手続きを経て、バスで構内を視察しました。緊張の中を、崩壊して補修された各原発、エイブル社の開発した画期的なロボットによる解体作業中の排気塔、膨大なタンクなどをバスから見て回りました。その後、廃炉センターで説明を受けましたが、贅沢な施設で、映像を駆使した設備など、反省という言葉の裏に違和感を覚えました。

今回の視察には、元東京電力の副社長石崎芳行氏の尽力があるのですが、石崎氏をはじめ、中間貯蔵センターの方々、廃炉センターの方々は、皆さん親切で人柄も良い方々ばかりですが、そのお話の中に東電寄りの意図的な情報操作的な内容が隠されており、一種のマインドコントロールを目的とした、プロパガンダ施設であると思います。

これに小学生や、中学生、高校生、大学生、一般人などを誘致し、反省の姿勢を見せながら、心を許させ、「2度とこうした事故は起こさないから原発を稼働させてほしい」ということを納得させてしまおうということが、これらの施設の本質です。

本当に卑怯な、嫌なやり方です。現場は頑張っている、現場はいい人だ、こういうところで、つい人間は妥協して信じてしまうもの。こうしたテクニックを上層部やマーケティング担当、外部の電通などの専門家が画策して、上層部の意図を通そうとしているのです。

小泉先生が、昭和16年夏の敗戦で語っているように、上層部が無責任に無謀な誤った方針、決断を出すと、現場がいくら崇高であり、自己を犠牲にして神風特別攻撃をかけても戦局は打開できず、夥しい犠牲者がでるのです。これと同じであり私は許せません。そうしたことを夜の講義でお話し、若い塾生の方々にお伝えしました。

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自然エネルギーへの基本方針を発表しました

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3.11原発事故から8年、東電の元取締役3名を被告とした、東電刑事裁判は9月19日に判決を迎えます。同じく東電元取締役5名を被告とした、東電株主代表訴訟も大詰めを迎えています。二つの裁判で明らかになった証拠資料を綴った短編映像ができましたので、是非ご覧ください。そして広めてください。再生回数が多くなることが、世論を作っていく大きな手段だと考えています。原自連の幹事でもある河合弘之と海渡雄一が製作しました。二つの裁判の代理人でもあります。
26分の映像です。ご家族で友人とご覧ください。そしてSNSで拡散してください。

☆☆自然エネルギーへの基本方針を発表しました☆☆

地震や台風などの被害映像の中に、山肌から崩れ落ちた太陽光パネルが映し出されることがあります。山奥で樹木が全て伐採され、太陽光パネルが延々と続く写真も。原自連にも、大規模開発の太陽光も推進しているのかとお電話もいただきます。
そこで、当連盟としての基本方針を協議しましたので、お知らせいたします。

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自然に優しい自然エネルギーを応援します

原発ゼロ・自然エネルギー推進連盟

自然エネルギーは、太陽光や風力、水力などの自然の恵みを生かし、自然環境を大切にするうえでとても大切なものです。私たちは、人類や他の生物が、この地球上で持続可能な命の営みをつづけるために、「自然環境を破壊し、危険でコストの高い原発」は直ちにゼロにして、自然エネルギーを拡大発展させねばならないと考えています。

その意味で、私達は現在、一部の地域で行われている「森を伐採し山を削り、自然環境を破壊する、大規模資本による収益目的の自然エネルギー開発」には反対します。

自然エネルギーとは、地域の自然環境と調和し、地元の人々の幸せな未来につながるような、持続的なものでなければなりません。そして、それは充分に可能だと考えています。

その一つが、田畑の上に設置するソーラーシェアリング(営農型太陽光発電)です。これは、田畑の3~4メートル上に細長い太陽光パネルを取り付け、3分の1の光で発電をして、3分の2の光で農産物を育てる仕組みです。緑の田畑と細長い太陽光パネルがマッチした新しい農村風景をつくります。我が国の農地は460万ヘクタールで、その1割が耕作放棄地であると言われていますが、そこでソーラーシェアリングを行っただけで現在ある原発50基分の電力ができます。そして荒れた耕作放棄地も、緑あふれる美しい田畑として復活します。

地方の農家の方々の収入が10倍になり、後継者が都会から帰ってきて、地方の伝統や特色を生かした発展につながる、まさに「地方再生」の切り札です。
その他にも、小水力発電や、ヨーロッパで主流になっている洋上風力、地熱、バイオマス、そして潮力、海水温度差など、実は日本は世界有数の豊かな自然エネルギーに恵まれた「資源大国」なのです。

地域の方々が主体となって運営し、自然環境と調和した地域の幸せにつながる自然エネルギーの利用を通じて、私達は自然環境の豊かな日本の未来を実現するために全力を尽くしてまいります。

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☆小泉純一郎講演会
2019年9月15日(日)13時(開場12時)
日立市民会館 大ホール(日立市若葉町1-5-8)
入場料500円(当日600円) 全席自由

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短編映画『東電刑事裁判 動かぬ証拠と原発事故』をお知らせします

福島原発刑事訴訟支援団と河合弘之監督映画「日本と原発」のKプロジェクトが、短編映画『東電刑事裁判 動かぬ証拠と原発事故』を制作、公開しました。
ぜひ、みなさんに見ていただきたい、26分間です!!!
各地での上映会などで、多くの方にお伝えください。

 

<判決が9月19日に出ます>
福島第一原発事故の刑事裁判の判決が9月19日に下されます。

被告人である東電元経営幹部3名が事故の原因である巨大津波を予見し、津波対策工事を計画していながら、
経営悪化を恐れて対策自体を握りつぶした大罪を司法は、いかに判断するのか、世界からも注目されています。

闇に葬られかけた津波対策計画の動かぬ証拠の数々を解析し、いかなる経緯で対策が握りつぶされたのかを描きました。

ぜひ、みなさんに見ていただきたい、26分間です!!!
各地での上映会など、多くの方に伝えてください。

自然に優しい自然エネルギーを応援します

自然に優しい自然エネルギーを応援します

                              原発ゼロ・自然エネルギー推進連盟

自然エネルギーは、太陽光や風力、水力などの自然の恵みを生かし、自然環境を大切にするうえでとても大切なものです。私たちは、人類や他の生物が、この地球上で持続可能な命の営みをつづけるために、「自然環境を破壊し、危険でコストの高い原発」は直ちにゼロにして、自然エネルギーを拡大発展させねばならないと考えています。

その意味で、私達は現在、一部の地域で行われている「森を伐採し山を削り、自然環境を破壊する、大規模資本による収益目的の自然エネルギー開発」には反対します。

自然エネルギーとは、地域の自然環境と調和し、地元の人々の幸せな未来につながるような、持続的なものでなければなりません。そして、それは充分に可能だと考えています。

その一つが、田畑の上に設置するソーラーシェアリング(営農型太陽光発電)です。これは、田畑の3~4メートル上に細長い太陽光パネルを取り付け、3分の1の光で発電をして、3分の2の光で農産物を育てる仕組みです。緑の田畑と細長い太陽光パネルがマッチした新しい農村風景をつくります。我が国の農地は460万ヘクタールで、その1割が耕作放棄地であると言われていますが、そこでソーラーシェアリングを行っただけで現在ある原発50基分の電力ができます。そして荒れた耕作放棄地も、緑あふれる美しい田畑として復活します。

地方の農家の方々の収入が10倍になり、後継者が都会から帰ってきて、地方の伝統や特色を生かした発展につながる、まさに「地方再生」の切り札です。

その他にも、小水力発電や、ヨーロッパで主流になっている洋上風力、地熱、バイオマス、そして潮力、海水温度差など、実は日本は世界有数の豊かな自然エネルギーに恵まれた「資源大国」なのです。

地域の方々が主体となって運営し、自然環境と調和した地域の幸せにつながる自然エネルギーの利用を通じて、私達は自然環境の豊かな日本の未来を実現するために全力を尽くしてまいります。

自治体の首長に「東海第二原発の再稼働に反対し廃炉を求める要請」

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2019/6/21

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「東海第二原発の再稼働に反対し廃炉を求める要請」を発送しました。
書類を添付しますので、皆様もご自身の自治体の議会にご自身のお名前でお出しいただけると嬉しいです。

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「東海第二原発の再稼働に反対し廃炉を求める要請」を半径150キロ圏内の自治体の首長と議会議長宛に発送しました。
木村結

首都圏に最も近く、3.11の際も被災した東海第二原発。過酷事故を起こしたら首都圏は壊滅します。原子力規制委委員会は20年延長の決定を出してしまいましたが、地元は強く反発しています。この原発の危険性を喚起したいと周辺自治体の議会で「反対決議」や「意見書」の採択をしていただきたいと、要請書をお送りしました。

受け取った議会事務局からは、「郵送では審議はしない決まりなので、議員配布に止める」また「陳情と書き換えてもらい、代表者の印鑑を押してくれれば審議できる」などなどアドバイスの電話が2日間鳴り止みませんでした。

世田谷の保坂区長は、脱原発を明確に掲げて当選していますし、古くからの知り合いでもあるので、面談し要請書を手渡しました。事務局を助けてくださっている近江屋信広さんが、世田谷区民なので議会事務局にも立ち寄り、その場で陳情を提出しました。議会事務局で書式に沿ってタイピングし直すので、改めて文書を出し直す必要はないとの対応に、市民が区政に関わりやすいか否か、開かれた政治というのはこのようなところに現れるのだと思いました。

世田谷区を訪問した後に掛かってきた電話には、「そちらで直してはいただけないのですか?事務局で直してくださるところもありますよ」と言うことにしました。地方選挙が終わったばかりで、議会議長は6月の定例会で決まるところが多かったので、議長の名前を入れずに送付しましたが、フルネームで入れないと受け取らないというところもあり、市民が行政にモノを言うハードルがまだまだ高いことを実感しました。

尚、6月27日(木)15時30分から茨城県庁県政記者クラブにて記者会見を行い、広く訴えます。お近くの方は是非お出かけください。

地元でお出しになりたい方、記者会見にご参加される方は、必ず木村までご連絡ください。

東海第二原発の再稼働に反対し廃炉を求める要請

2019年6月17日

議会議長 様
議会議員 様

〒160-0003
東京都新宿区四谷本塩町4-15新井ビル3階
電話 (03)6883-3498
原発ゼロ・自然エネルギー推進連盟
会長
顧問
幹事長

 東海第二原発の再稼働に断固反対し、速やかに廃炉を決定するべきことの国会・政府に対する意見書を可決、もしくは決議を行っていただきたい。

世界のエネルギー戦略は、超危険かつ環境に最悪で、全く採算が取れない原発から「儲かる」自然エネルギーへと大転換していますが、日本は世界の流れに大きく後れを取っているのが現状です。自然資源が豊富な日本は、原発に頼らず、新たな産業と雇用を創出する重要な成長戦略の柱として、自然エネルギーを最大限導入していくべきです。私たち「原発ゼロ・自然エネルギー推進連盟」(原自連)は原発ゼロを目標に国民運動を展開している団体です。

私たちは、脱原発の一環として、首都圏及び日本全体にとって極めて危険な、日本原子力発電(日本原電)が運営する東海第二原発(茨城県東海村)の再稼働を認めず、廃炉を速やかに決定するよう強く求めてきました。今回、茨城県東海村から半径15キロに位置する332の自治体の首長に対し、再稼働に反対を表明されるよう要請します。

東海第二原発は原則40年運転を経過し、例外的に認められた20年の延長をしようとしている「老朽原発」です。腐食割れなどの劣化が進行していること、燃料を支えているシュラウドのひび割れが破断に進むおそれがあること、燃えにくいケーブルへの交換が不十分であること、などの危険性が指摘されています。
また、重大事故を起こした東電福島第一原発と同じ沸騰水型(事故時に汚染された蒸気が漏れ出すおそれがある構造)であり、東日本大震災で地震と津波に襲われ、浸水により非常用発電機が1台失われ冷温停止まで3日半かかり、当時の損傷が今も潜んでいるおそれのある「被災原発」です。設計が古く、電源盤も非常用発電機もいまだに地下に設置されており、津波への弱点は残されたままです。

この原発は東京駅までたったの116キロに位置し、150キロ圏内に茨城、栃木、千葉、群馬、埼玉、東京、神奈川の首都圏および福島が入るという「首都原発」です。この原発のわずか2.8キロに東海再処理工場があり、また、かつて臨界事故を起こした(株)JCOや、原研、核燃サイクル研究所、三菱原燃、原燃(株)などの原子力施設が集中しています。再処理工場には大量の猛毒・高レベル廃液やプルトニウム溶液が不安定な形で貯蔵されています。東海第二原発に重大事故が発生すれば、周囲は強制避難区域となるばかりか再処理工場にも被害が及び、高レベル放射性廃液の冷却が止まり、沸騰・爆発します。こうした戦慄の連鎖・複合の重大事故により、放射能が広範囲に大量放出します。放射能は、風速毎秒6メートルとして、322分で東京駅に達するおそれがあります。

この原発の30キロ圏内に96万人、150キロ圏内に少なくとも3千万人居住していますが、重大事故時の住民避難はきわめて困難であり周辺住民からも不可能との声が上がっています。そのため茨城県44市町村のうち29市町村議会で再稼働反対の意見書が採択されています。

東電福島第一原発重大事故時の「最悪シナリオ」として、当時の近藤駿介原子力委員長は深刻な予想を報告していました。すなわち4号機の核燃料プールの水が蒸発し核燃料がむき出しになれば、大量の放射能が拡散。その場合、首都東京すら棄て去り、半径250キロの住民5千万人の退去が必要になり、日本はその後の数十年間、人間が住めなくなる中央部と北海道・西日本に分断される寸前だったのです(偶然隣りのプールの水が流れ込み最悪の事態は免れました)。環境総合研究所は、「最悪シナリオ」以上の東海第二原発の重大事故時の放射性物質のすさまじい拡散を具体的に予想しています。これにより首都圏のみならず東日本全域に深刻な被曝と環境汚染をもたらし、首都機能を喪失し、日本全体に想像を絶する社会的・経済的損失が発生し、日本は国家の体をなさなくなるという最悪の事態が現実のものとなります。

本年に入り政府の地震本部は、30年以内に東海第二原発沖でM(マグニチュード)7.0~7.5の巨大地震が80%の確率で発生する、さらに、日本海溝寄りの青森県東方沖から房総沖にかけ、M8.6~9.0の超巨大地震が30%の確率で発生する、と警告を発しています。危機はきわめて切迫しています。世界各国の原発のほとんどは、過去にM4超の地震に襲われた地域を避けて建造していますが、日本は世界有数の地震列島・津波大国であるにもかかわらず沿岸に54基も原発を建造しています。これは世界に類を見ない暴挙です。
加えて、原発はあまりに地震・津波に弱い。基準地震動(設計で想定した地震動)は、東海第二原発の場合、3.11当時600ガル(ガルは揺れの強さを示す加速度の単位)でしたが、現在1009ガルに引き上げてはいます(ほとんど耐震工事はしていないが数字だけ引き上げる「耐震偽装」を指摘されています)。それでもハウスメーカーの一般住宅の耐震強度(4176ガルや3406ガルなど)にはるかに及びません。原子炉や格納容器は地震に耐えるとしても、それらにつながる配管類が壊れ、電気系統が故障すれば冷却機能が失われ、メルトダウンに至り、原子炉や格納容器も破損してしまうのが実態です。

日本原電は、東海第二原発の再稼働にともなう安全対策工事費を自ら調達できないので、東京電力ほかが3000億円(東電分は1900億円)の資金支援を行うといいます。日本原電は再稼働の許可の条件である「経理的基礎」を備えていないばかりか、事故の際にまともな危機管理ができる経済的、人的基盤がないことは明らかです。同時に、経営再建中で実質国有化された東京電力が他社の原発を資金支援することは不条理であり、到底、国民の理解を得られるものではなく、そうした資金計画は直ちに撤回するべきです。

東海第二原発の再稼働を審査してきた原子力規制委員会は、昨年9月26日に審査書合格、10月18日に工事計画認可。11月7日に20年の運転延長を認可しましたが、安全対策工事は2021年3月まで続き、工事完了後、茨城県と周辺6市村の安全協定に基づく同意を得なければ再稼働できません。そうした約束が確実に守られることを担保するため、改めて協議し「県と6市村の全ての同意がなければ再稼働しない」と安全協定に明記するべきです。

劣化が進む「老朽原発」、東日本大震災で被害を受け地震・津波にすこぶる弱い「被災原発」、複合大惨事を惹き起こしかねない「世界一危険な首都原発」である東海第二原発は、再稼働をあきらめ速やかに廃炉にするべきです。加えて、この原発にかかる莫大な維持管理費や安全対策費として、国民の血税や電気料金を無駄に使うことは直ちに止めるべきです。

自治体の首長の第一の責務は、住民の安全確保にほかありません。よって、地域住民の安心・安全を確保するため、東海第二原発の再稼働に断固反対し、速やかに廃炉を決定するべきことを表明されるよう強く要請いたします。
尚、既に決議されている自治体にもお送りしておりますこと、ご了承ください。
(以上)

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再エネ賦課金は高すぎる。電気事業者は儲け過ぎ

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2019/5/20

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<目次>

再エネ賦課金は高すぎる。電気事業者は儲け過ぎだ (三上 元)

「原発と死者の反乱」自然エネルギーでスモールワールドを(小宮 武夫)

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再エネ賦課金は高すぎる。電気事業者は儲け過ぎだ
三上 元

4月の幹事会で、ソーラーシェアリングの生みの親、長島彬さんに「再エネ賦課金は電気事業者に還流されている」というお話を伺いました。その後、三上さんと近江屋さんが長島彬さんを訪問し、自然エネルギー財団の「回避可能費用の計算方法に関する分析」をもとに詳しく解説していただきました。三上さんのブログから転載させていただきます。(事務局注)

1)      FITは再エネ、太陽光電力の高価での買い取りを電気事業者に義務付けている。それを補う為に、家庭に再エネ賦課金を課している。現在、2.9円/kWh。三上家では基本料金を含めた電気料金の1割が再エネ賦課金である。ドイツでは25%だと聞く。

2)再エネを買い取る時、電気事業者は、今運転中のどれかを止める。そこで止めた電源コストはkWhいくらと算定するのか?ここが論争である。買い取り価格と止めた電源価格との差額を補う為に、再エネ賦課金が必要だからである。

3)そのコストは、短時間毎なので、減価償却費は含めず、運転コストとした。ここに論争はない。運転コストとは、ほぼ燃料費である。
燃料費の安い順に並べると水力ゼロ、原子力2円、石炭4円、ガス11円、石油16円、2012年試算。データが古くて申し訳ありませんが。
4)電気事業者は何から順に止めるのか。止めやすく、動かしやすいモノ。止めると節約できるコストの高いモノ。だから、石油かガスを止めている。原子力を止めることはない。

5)そこで、長島彬先生や自然エネルギー財団の意見は、石油やガスの運転コストと再エネ買い取り価格との差額を、家庭に課せば良い、である。

一方、経済産業省は、止めるわけがない原子力まで含めた平均コストと再エネ買い取り価格との差額にしてしまったのである。

欧米は長島彬先生の考え方と同じ方法である。
長島先生の案では、止めるコストが14円、買い取り価格を30円で計算すると16円を再エネ賦課金で集めれば良い。

経済産業省のやり方では、止めるコストが7円、買い取り価格30円で23円を再エネ賦課金で集めなければならない。
16円なら、23円より3割下げられる。

6)19年度の買い取り額は 約3兆5000億円。理論的には2兆5000億円で良いはずだ。これが電気事業者に分配されている。1兆円も電気事業者は儲け過ぎだ、これが長島先生の意見である。

後日、賦課金の2.9円と買い取り価格30円、差額の16円の関係で混乱してしまいました。という問い合わせが来ました。

30円で買い取りした。14円を止めたので16円は電気事業者に補う。この話は、国民の1部の人、再エネに投資した人と電気事業者のこと。
2.9円は、補うべき年間の総額が、3兆5000億円ぐらいなので、国民すべてに対して賦課する時、2.9円になってしまう。という関係です。

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「原発と死者の反乱」自然エネルギーでスモールワールドを
小宮 武夫

知覧で特攻隊の展示を見たり、戦没学徒の手記などを読むと、死者が別れを間近にしたとき、恋人や親に懸命に愛情を注ぎ、かけがえのない命のバトンを渡そうとする。そして注がれた生者はやがて風の音や床のきしみに死者のありかを感じ、受け取った愛のバトンをどう次に手渡すのか、負債を負うことになる。

しかし、私達の時代はそんな不要不急な債務を思案することを許さない。国家や大企業が支配する平時のビックワールドでは戦場は日常の仕事の中に隠れて一寸油断をすれば戦死といってもおかしくない失業、差別、貧困が口を開いているのだ。本来、妻、家族、地域と、人は国家や大企業との間に重層的なスモールワールドを持っているのだが、三度の核の洗礼であたかも戦場の兵士のように人格も壊れてしまったのだ。

福澤諭吉の「学問のすすめ」にこんな一節がある。「独立の気力なき者は必ず人に依頼す、人に依頼する者は必ず人を恐る、人を恐る者は必ず人にへつらう者なり。常に人にへつらう者は次第にこれに慣れ、その面の皮、鉄の如くなりて、恥ずべきを恥じず、論ずべきを論ぜず……。(中略)実に無気力の鉄面皮と云うべし。

百二十年以上も前に福澤諭吉が危惧していた情況が今、ここにある。核と云う人類を瞬時に滅ぼす最終兵器産業を頂点とするビックワールド。この威喝の前になすべきがなかった時代が移り、エネルギーと食糧を人々の手に取り戻す仕組みがLOTなどデジタル技術の発達に支えられて動き出している。そして原発があらゆる所で火を噴き出し、安価なエネルギーという謳い文句が実は核兵器の隠れ蓑であるどころか国家を潰す巨大なゴミであることを露呈している。にもかかわらずビックワールドに媚を売り、スモークワールドの道筋を示せないこの国の指導者たち。「恥じない、論じない、人にへつらい、その面の皮は鉄のように厚い。」これでは死者達の反乱がいつ起きても不思議ではないのだ。先年オバマ大統領が広島で空を仰いで犠牲者の霊に語りかけてくれた。官僚がつくった慰霊文を読み上げるどこかの指導者と大きな違いではないか。

平成に戦争はなかったと云われるが、天災、差別、格差、貧困による戦死はおびただしい。ビックワールドの綻びを露呈した原発に反対の運動を続けながら。地域に自然エネルギーを起爆剤としてITに支えられたスモールワールドを無数につくっていくのだ。ネット、AI、ロボットは個人の力を強くし「独立の気力」を養う。ビックワールドに依存してライフスキルを失った私たちは、まず自然エネルギーをスモールワールドに取り戻し、ビックワールドに依存しない独立をめざそう。それが死者がくれた愛に対するせめてもの恩返しとなろう。

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<講演会予定>

☆小泉 純一郎講演会 6月22日(土)14時
北海道更別村ふるさと館

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