脱原発!フランスでも

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  ┏━┳━┳━┳━┳━┳━┳━┳━┳━┳━┳━┳━┓     第6号 2017/09/15
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《目次》
☆「脱原発! フランスでも」(近江屋信広)
☆韓国の環境運動連合の皆様へ(三上元)
☆小泉純一郎名言集(6)
☆細川護煕が選んだ言葉(4)
☆エネルギー・デモクラシー~原発ゼロ・自然エネルギー100%未来への希望
映画「日本と再生~光と風のギガワット作戦」の解説に寄せて(3)
(飯田哲也)
☆原自連関連催し物

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「脱原発!フランスでも」
賛同人 近江屋信広(NPO法人地域力創生プロジェクト相談役)

世界9月号に「脱原発!フランスでも」との赤木元慶大教授の論文が載っていました。その概要は以下の通り。

これまで電力需要の7割を原発で賄ってきたフランスで、安くて安全な原発は技術的にも経済的にも望めないという事が会計検査院による原発コスト調査ではっきりした。
この調査を受けて当時のオランド大統領は、温室効果ガス排出の大幅な削減、その代替として再生可能エネルギーの開発、そして、原発の全廃を国民に約束し、2015年7月、エネルギー転換法を成立させた。原発全廃ではドイツより遅れること4年にして、世界一の原発依存国フランスがついに脱原発に踏み切ったことは画期的だが、不思議なことに日本でいまだに注目されないのは、マスコミの不勉強、自主規制、それとも当局や電力会社による報道管制の為なのか?このようなフランスの決断に対し、新任のマクロン大統領も脱原発を推進する立場を世界に向けて発信した。

この論文を読んで私は、原発に関する世界の動きについての情報が日本の原子力ムラの暗躍により国民に伝わらないことに改めて空恐ろしさを感じ、このような事態を勇気をもって打破すべきことを痛感した次第です。

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韓国の環境運動連合の皆様へ
幹事 三上 元(元静岡県湖西市市長)

皆様方の運動を心から応援します。次の4つの視点から原発はやめなければいけません。
1)スリーマイルアイランド、チェルノブイリ、フクシマの3つの原発事故は、神様からの警告です。1979年、1986年、2011年と32年に3回も世界的事故が起きたのです。10年毎にこんな恐ろしい事故の可能性があるのです。そんな冒険はやめるべきです。
2)原発は火力発電のように炭酸ガスを出さないので、環境に優しいという考えの人がいます。しかし発生する熱の3分の2は海の水を、毎秒7トン7度上げる、海水温め装置です。地球温暖化の元凶です。
3)日本の経済界は、危険だが安いというので推進してきました。しかし、廃炉などのバックエンドコストや、事故の賠償コストを加えたなら、高いことが解りました。
4)さらに、2001年の9.11アメリカのテロ、北朝鮮のミサイル保有を考えれば、国防上、原発は無くさなければなりません。
以上の理由で我々・原発ゼロ自然エネルギー推進連盟は日本で、原発ゼロを目指して活動しています。韓国の皆様も頑張りましょう。

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【小泉純一郎名言集】(6)    『黙って寝てはいられない』より抜粋

以前、歴代総理と会食しました。出席した総理経験者は、中曽根康弘さん、海部俊樹さん、森喜朗さん、私。そして安倍総理と麻生太郎財務大臣、菅義偉官房長官。食事を終えて中曽根さんと海部さんが退席した後、いろいろと懇談をしたのですが、その時に私ははっきりと言いました。
「原発ゼロにすべきだ」と。
安倍首相は笑いながら聞いていました。追求するような感じで言ったのではないですよ。「私はこういう発言(原発ゼロ)をしていますよ」と言ったのです。
実はね、総理の立場であれば、この「原発ゼロ」を総理として旗幟鮮明にすれば、多くの国民はついてくる。賛同して共感してくれる。与野党ともにこの方針を支持してくれる人たちも多いと思うのです。政治の場で、与野党が共通して国家の目標に推進して行ける問題というのはなかなかありません。
総理として、国民の意思を統合してよりよい時代を築いていけるチャンスが目の前にある。大きな仕事をすることができる。それをどうして手がけないのか、歯がゆく思っているところです。

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【細川護煕が選んだ言葉】(4)
「ことばを旅する」より抜粋

それ三界はただ心ひとつなり                 鴨長明
時代は、堂上貴族の世から武家政権が誕生しようとする産みの苦しみの最中にあったが、長明の周辺を襲った災厄は、政争や兵火という人災ばかりではなかった。大風とそれに伴う大火、突風、飢饉、洪水、地震などなど、動乱の世に応ずるかのように天災が相継ぐ。死者は幾万を数え、家屋財産はたちまちに消亡した。その中で長明は「わが身とすみかのはかなくあだなるさま」を痛感する。 そこから得た彼の結論は明快だ。人の営みが愚かななかでも家造りに財を費やすほど馬鹿げたことはないというのだ。あっけなく壊れていく伝統の京都、わずか半年にも満たぬ仮の都だった福原、その二都に長明が見、感じたのは、自然と人為に翻弄される人びとの憂と嘆きだった。しかし人はどこかに住まねばならない。長明はついに四畳半の移動式プレハブ住宅をこしらえ、世に背を向けて京都南郊の日野にそれを据える。そこで音楽や花鳥風月を友として、貧困に耐えて自らの心を養って生きることを選択する。

それ三界(人々が輪廻する欲界、色界、無色界の三世界)はただ心ひとつなり。心もし安からずは象馬七珍(貴重な宝物)もよしなく、宮殿楼閣も望みなし。今、さびしき住ひ、一間の庵。みずからこれを愛す。

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エネルギー・モクラシー~原発ゼロ・自然エネルギー100%未来への希望
映画「日本と再生~光と風のギガワット作戦」の解説に寄せて(3/4)
賛同人 飯田哲也(環境エネルギー政策研究所 所長)

 

東芝の破たん危機に象徴されるように、原発のような旧い巨大エネルギー産業は、この10年の地球規模で世界史的な自然エネルギー・地域分散エネルギー構造への転換が加速する中で、苦境にあえぎ、危機を迎えている。

 

他方、今生じているグローバルなエネルギー大転換は、たんに自然エネルギーへのシフトではなく、地域分散・ボトムアップ・ネットワーク型のエネルギー革命でもある。日本でも、3・11の経験を経て、エネルギーのことを自分ごととして深く捉える人たちや地域、自治体が桁違いに増え、3・11から5年で全国におよそ200ものご当地電力が誕生している。映画の中でも、停滞しているかのように見える日本でそうした人たちが老若男女とりわけ女性や若者が地方でエネルギーに挑戦し、立ち上がっている様子がスクリーンに次々と映し出され、観るものに元気を与え、また自分たちも動き始めなければと背中を押してくれる。

 

時代の大きな転換期には、必ず守旧派による反動が起きる。ペリーの黒船来航後に日本中で盛り上がった尊皇攘夷の熱狂に対する、守旧派による反動・弾圧は「安政の大獄」だった。今生じているのは、3・11後の脱原発への熱狂とグローバルなエネルギー大変革に対する守旧派による反動としての「安倍の大獄」と呼びたい。しかしこうした守旧派による反動は、遅かれ早かれ、時代の大きな流れの中で崩壊し消えてゆくことは歴史の教えるところだ。

 

今や、全国各地からのご当地電力の立ち上がりとが呼応して、「安倍の大獄」崩壊後の新しいエネルギーデモクラシーの夜明けが見えてきている。

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【原自連関連催し物】****************************
☆小泉元総理、脱原発を語る
12月4日(月)
18時30分~20時(開場17時30分)
千葉市民会館大ホール(千葉市中央区要町1-1)
入場料500円(高校生以下無料)
定員1000名(予約不要・当日先着順/手話通訳あり)
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