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原自連(原発ゼロ・自然エネルギー推進連盟)
メールマガジン 第4号 2017年8月29日
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《目次》
☆アメリカで建設中の原発が中止に追い込まれました(三上元)
☆小泉純一郎名言集(4)
☆細川護煕が選んだ言葉(2)
☆エネルギー・デモクラシー~原発ゼロ・自然エネルギー100%未来への希望
映画「日本と再生~光と風のギガワット作戦」の解説に寄せて(飯田哲也)
☆原発現地の自民党議員が原発反対に賛同―私たちの議会請願署名の紹介議員になってくれたー小泉純一郎元首相の影響力(柳田真)
☆「原発ゼロ後、自然エネルギー100%の可能性を探る」
映画ダイジェスト版上映とトークを開催(木村結)
☆原自連関連催し物
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アメリカで建設中の原発が中止に追い込まれました
幹事 三上元(元静岡県湖西市長)
1979年のスリマイルアイランド原発事故の後、約20年間はアメリカでは原発の新設計画がありませんでした。やっと新設計画が持ち上がり計画している時、2001年9月11日の旅客機乗っ取り事件が発生します。アメリカの原子力規制委員会は、9.11事件を重く考えて、航空機やミサイルも想定内にして原発の建設基準値を高く改善しました。しかし、計画を続けたモノが4基あったのです。受注した会社がウェスティング ハウスでした。親会社はGE。GEはウェスティング ハウスを手放します。リスクが大きいと先を読んだと私は見ます。東芝は日立や三菱と争って買収するのでした。ニコニコ得意満面の記者会見でした。その後 フクシマ事故が発生し さらに規制がさらに強化されます。東芝は太陽光や風力の発電コストがどんどん安くなっており、原発が採算に乗らなくなる可能性を読み間違えたのです。
あと2基を建設中の電力会社サザン社の決断に注目しましょう。
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【小泉純一郎名言集】(4)
平時でも生態系を壊し、海を汚染する
鹿児島にある南方新社という出版社が、『九電と原発』という本を出しています。東京の書店では、なかなか売っていないので、読んだ人はあまりいないと思います。私は南方新社に電話をかけて30冊注文して、細川護煕さんをはじめ友人に配りました。短い本ですからすぐに読めます。
この本によると、原発が稼働するためには、沿岸の海水を大量に吸い取って、核燃料を燃やして発生した熱を冷ます必要があります。そしてその温まった水を海に放出します。そうしたら周囲の海水温が上がる。1℃上がるだけで、貝や魚にとっては大きな変化です。また取水する時にプランクトンや微生物を大量に取り込みます。長年、原発を稼働していると、配管にプランクトンや微生物の死骸がたまってしまう。詰まると水の通りが悪くなるので、この配管に付着した微生物の死骸を取り除くために、塩素系の薬品を使って流している。こうして、だんだん生態系が壊れ、海が汚染されていきます。
つまり原発産業というのは、事故を起こしていない平時であっても、生態系を壊して海を汚染する“環境破壊産業”なのです。
『黙って寝てはいられない』より抜粋
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【細川護煕が選んだ言葉】(2)
家ハ雨のもらぬほど、 食事ハ飢えぬほど
千利休
千利休と細川家との関係は遠祖細川幽斎(藤孝)以来のもので、縁浅からぬものがあり、利休ゆかりの品々や手紙もかなり我が家に伝来している。なかでも、わたしが好きなのは「顔回」という銘の瓢花入で、大きめの瓢箪の上部を切り取っただけのものだが、巡礼が腰につけていたものを所望して利休自ら花入れに仕立てたものだそうだ。顔回とは孔子の弟子中第一とされた人の名で、一箪(箱)の食、一瓢の飲で陋巷に住んだという清貧の人だった。まさに「侘」を体現したような道具だが、それにつけても思い起こされるのが利休の次のことばだ。
茶の湯で心が極まるのは草の小座敷に勝るものはないが、小座敷の茶の湯は第一に仏法を以って修行し、道を会得することで、住いを立派にしたり、珍味を楽しむなどということは俗世のことだとし、「家ハ雨のもらぬほど、食事ハ、飢えぬほどにてた(足)る事也、是仏の教、茶の湯の本意也」と言ったという。
このことばは利休の死後、百年ほど経ったころに編集された『南方録』にあり、その真偽には議論があるようだが、利休の茶の本質がよく表れていると思われ、わたしは好きだ。
「ことばを旅する」より抜粋
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エネルギー・モクラシー~原発ゼロ・自然エネルギー100%未来への希望
映画「日本と再生~光と風のギガワット作戦」の解説に寄せて(1/4)
賛同人 飯田哲也(環境エネルギー政策研究所 所長)
今、世界はエネルギー革命の真っ只中にある。しかも加速度的に進展しつつある。そして日本は、そこから大きく取り残されつつある。筆者が、構想・企画・監修した映画「日本と再生~光と風のギガワット作戦」は、その事実を見たものに鋭く突きつけて問いかける。「このままでいいんですか?」と。
2011年3月11日に発生した東日本大震災と、それによって引き起こされた東京電力福島第一原発事故(いわゆる「3・11」)によって、日本社会の「オペレーティングシステム」(OS)は根底から大転換した。3・11以前の日本では、ざっと2割が脱原発、中間層の消極的な現状容認派を含む約8割が原発推進という構成だった。ところが3・11後は、脱原発がほぼ8割と比率が正反対になった。比率が真逆に変わっただけではない。当時、福島第一原発事故発生から1ヶ月前後、大げさではなく首都圏からの大避難や日本が潰れるかもしれないという、先の見えない不安や恐怖心で日本中が事故の進展を固唾を呑んで見守った国民的な記憶を共有した日本社会は、その共通体験を経て、多くの国民に脱原発は深く心に刻まれた。その重みを加重すると、単なる比率の逆転に留まらない、根底からの「OSの転換」が生じたと見て良い。
にもかかわらず、日本は世界に大きく立ち後れた。とりわけドイツは、原発ゼロ・自然エネルギー100%を目指す「エネルギーヴェンデ」(エネルギー転換)という国家目標に、市民も政府も、そして産業界も合意し、エネルギーや社会の変化をますます加速させている様子が、映画の中でも、福島第一原発事故後の「負の遺産」に苦しんでいる日本と対照的に描き出される。
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原発現地の自民党議員が原発反対に賛同
私たちの議会請願署名の紹介議員になってくれた
小泉純一郎元首相の影響力
賛同人 柳田 真(たんぽぽ舎共同代表)
愛媛県佐多岬にある四国電力伊方原発の再稼働に反対して反原発自治体議員・市民連盟(以下連盟と省略)が30キロ圏内の各市町村議会に伊方原発反対の請願書を提出する運動に取り組んだ。2015年11月のことである。
愛媛県の人々の協力で、車も人も出してもらい各市町村議会にもメディアにも事前にアポを取ってもらい、私たち東京の議員と市民は八幡浜から出発した。初めての経験でもあり、色々な苦労もあり、嬉しいこともあった。
各議会に請願書を出す時の一番の苦労は紹介議員の確保であった。議会事務局職員が請願書を受け取ってはくれるが、その市町村の議員が紹介議員になっている場合は議会側の対応も良いが、ない場合は職員が義務的に受け取るだけの例もあった。いくつ目かのある町で珍しく自民党の現職議員が「私も伊方原発はない方が良いと思う」と言って、私たち反対派の請願署名の紹介議員になってくれて、更に一緒に議会提出もした。そうしたら自民党議員が出てきて丁寧に受け取った。いくつか回った市町村の中で「初めて」であった。提出後控え室で数人で30分ほど懇談した。その人ははっきり「原発はいてほしくない」と発言された。現職の安倍首相への批判はさすがになかったが、言葉の端々に元首相小泉純一郎氏への原発反対の影響を感じた。私たちでは到底手が届かない保守層に深い影響力を与えていると感じた。都会しか知らない活動家が思いも及ばないところなのだろう。
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「原発ゼロ後、自然エネルギー100%の可能性を探る」2017年8月6日
映画「日本と原発 4年後」「日本と再生」ダイジェスト版上映とトークを開催
事務局次長 木村結(東電株主代表訴訟事務局長)
映画のダイジェスト版2本の間に河合弘之さんと飯田哲也さんの対談を挟むという新しい試みでした。日本科学未来館という政府の施設で脱原発のイベントができたという感慨もあり、とても好評でした。
「日本と原発 4年後」で日本の原発の現状や危険性などを映像で訴え、その後河合さんと飯田さんが、訴訟の状況や世界の自然エネルギーの最新情報などを語り、その後再び映像で各国がどのように自然エネルギーに取り組んでいるか、日本で伝聞されている嘘をドイツや中国の状況を伝えることで払拭できました。このサンドウィッチのようなセットは、各地で展開できるものだと確信を持てました。
各地で脱原発運動をしている方々と、自然エネルギー事業を展開している方々の出会いの場として今後の交流の場としてお使いいただくのにぴったりです。
映画のダイジェスト版はDVD、ブルーレイ、ハードディスク用のセットになっております。2点で計67分、そこに公演や対談をセットすることで、視覚に訴える説得力のあるイベントになります。自然エネルギーが災害に強いことも証明できます。
このセットは無料でお貸出し致しますので、是非ご相談ください。
8月6日のイベントの録画はこちらからご覧頂けます。
https://www.youtube.com/watch?v=nsKZikscPec
genjiren2017@gmail.com
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【原自連関連催し物】****************************
☆子どもたちと若狭の未来を見つめて
小泉純一郎元総理講演会
演題「日本の歩むべき道」
9月8日(金)午後2時~4時(開場1時)
福井県小浜市文化会館大ホール
主催:小泉純一郎元総理大臣の話を聞く会
問い合わせ先090-7087-9793
自然エネルギー推進会議からのお知らせ<開催地は大阪です>
2017年9月6日(水)小泉純一郎氏 特別講演会in大阪『日本の進むべき道』のご案内 はおかげさまで満員となりました。
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★団体個人を問わず会員を募集しております。(登録、会費など無料)
以前登録していただいた団体で、メールアドレスのご記入がない団体が多数ございます。下記にご連絡ください。
genjiren@gmail.com
(1) 団体名 (2)フリガナ (3)郵便番号 (4)住所 (5)担当者名 (6)電話番号 (7)メールアドレス 登録フォーム、問い合わせは下記にもございます。
http://www.genjiren.com
★当会のリーフレットは以下からダウンロードできます。10部単位での送付も受け付けます。送り先などご明記の上、メールにてご用命ください。
http://genjiren.com/pdf/leaflet_genjiren.pdf
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原発ゼロ・自然エネルギー推進連盟
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原自連(原発ゼロ・自然エネルギー推進連盟)
事務局次長 木村結
〒160-0003 東京都新宿区四谷本塩町4-15新井ビル3F
TEL 03-6883-3498 FAX03-6709-8712
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